降圧剤や咳止め薬などの副作用で便秘になるケースも

一般的な咳止め薬や咳止め成分を含む風邪薬には『リン酸コデイン』や『リン酸ジヒドロコデイン』と呼ばれる成分が使われています。そして、この両者の成分には「咳止め」の作用と同時に「便秘」の副作用が存在するのです。

リン酸コデインとリン酸ジヒドロコデインに関しては、市販の咳止め薬にはほとんどの場合使われています。それほど効果が確かなものなのですが、実はこの両者は一種の麻薬成分でもあり『麻薬性沈咳薬』という別称もあります。なので、薬に使われているのはごく少量であり、人体への害は用法用量を守れば問題にならないレベルです。

ですが、それとは別の問題として、この成分には咳止めの作用と同時に便秘の副作用があることも確認されています。リン酸コデインやリン酸ジヒドロコデインは服用すると一時的に消化器官の動きを鈍くしてしまうので、結果的に便秘になるリスクがあるのです。

なので、咳止め薬を処方された際には、便通が正常な状態を維持できているかどうかにも気を配っておきましょう。もし便秘になってしまった場合は、薬の服用を控えなければいけないケースもあります。

ですが、便秘と同様に咳もひどいものになれば日常生活に支障をきたします。もし咳と便秘の症状が同時に出てしまったら、かかりつけの医師にきちんと相談しましょう。状況に応じて咳止め薬の種類を変えたり、飲み合わせても問題のない便秘薬を処方してもらえたりと対応してくれます。

貧血剤と便秘の関係

貧血の症状に悩まされている場合、医師から貧血剤を処方してもらっている人もいるでしょう。その中に、実は便秘になる危険性がある薬が存在します。

貧血を回復する手段として「鉄分を補給する」ことが効果的なケースがあります。これを『鉄欠乏性貧血』と言い、対策として『鉄剤』という薬が処方されます。

鉄剤は名前の通り、身体に鉄分を補給する作用があります。ですが、効果が確かな分副作用も強く、胃腸障害による下痢や便秘を引き起こすリスクがあることも覚えておきましょう。

鉄剤が原因で便秘になってしまった場合の対処法としては、通常の食事で鉄分を補給するように切り換える、整腸剤などを医師に処方してもらうなどがあります。

降圧剤と便秘の関係

高血圧を和らげる作用のある『降圧剤』には、その原因に応じて様々な種類が存在します。その中でも副作用で便秘になる危険性がある物が『カルシウム拮抗剤』と呼ばれる薬のタイプです。

カルシウム拮抗剤は降圧剤の中でもポピュラーな存在で、一般的にも降圧剤=カルシウム拮抗剤という認識の人も少なくありません。それほど広く普及していた薬なのですが、便秘の副作用が確認されたのはごく最近のことです。カルシウム拮抗剤を飲み始めた時期と便秘の時期が重なる場合には注意が必要です。

対処方法も基本的には通常の便秘対策と代わりません。生活習慣の改善、食生活の見直しで初期段階の便秘ならば解消することが多いです。原因が薬である可能性がある以上、安易に便秘薬に頼るのは避けましょう。便秘の症状がひどい場合は、必ず医師に相談してその時の状況に応じた薬を処方してもらいましょう。

薬は「一つの症状を抑える、和らげる」という効果は同じでも、そのアプローチの仕方は種類によってさまざまです。中には便秘の症状が副作用として出てしまう成分もあるので、薬を服用する時期と便秘になった時期が重なるようであれば、薬に含まれる成分が便秘の原因である可能性があります。思い当たるものがある場合、薬の服用をいったん止めて医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

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