高齢者に多い「大腸憩室」にご注意!

大腸の粘膜の一部がぽっこりと外側に飛び出してスペースを作ってしまう状態を『大腸憩室』と言います。

もう少し詳しく説明しますと、腸壁の一部が陥没してスペースができてしまうことで、出来たスペースを『憩室』と呼びます。ポリープが内側なら憩室は外側にむけて腸壁が飛び出すので、腸の内部を観察するとまるで空洞ができたようにも感じるでしょう。

そして、大腸憩室は便秘が原因となって出来てしまうことも分かっています。そもそも腸壁がなぜ外側に飛び出すのかというと、腸の内側から圧力が掛かって陥没したようになってしまうからです。便秘は腸内に便が溜まって行き場の無い状態なので、腸内の圧力はどんどん上がって生きます。便秘の放置は大腸憩室のリスクを高める要因となるのです。

その他の主な原因としては、単純に大腸自体が劣化してしまったケースもあります。腸内の粘膜から弾力性が無くなってしまい、陥没しやすい状態にまでなってしまっていることが原因です。これは加齢による肉体の老化に伴って誰でも起きる減少であり、感覚としては肌の張りやツヤが歳と共に失われていくのと似ています。つまり、高齢になればなるほど大腸憩室が出来ている可能性は高くなっていくのです。

大腸憩室が出来てしまったとしても痛みなどで自覚できる症状が特にないため、気付かないまま放置されていることが非常に多いです。

実際に何か別の検査で大腸を調べた時に、大腸憩室は何個も出来ていたという事例は少なくありません。それほど、大腸憩室は気付きにくいものなのです。

便秘を重くする大腸憩室

大腸憩室は一度できてしまうと、そこからさらに便秘を悪化させることがあり、悪循環に陥ります。

大腸憩室は腸の中にできた余分なスペースとも言えるので、そこに便が入り込むと自然な排便がしにくくなってしまいます。さらに、憩室の中で便が溜まり続けると、やがて憩室の中が炎症を起こしてしまうのです。そうなると血便が出るなどの症状が出てくるばかりか、ひどくなると激しい腹痛に襲われ発熱する危険性もあるのです。

さらに、炎症を起こした部分は腸が狭くなって便がスムーズに流れなくなってしまいます。便秘は悪化しさらに大腸憩室症まで悪化するという、救いようのない状態にもなりかねません。

特に高齢者は自分で気付いていないだけで、実は憩室は出来ていることが多いです。加齢で腸粘膜の弾力が失われていたり、食生活が肉食に偏っていると大腸憩室はどんそん悪化していきます。

これを防ぐためにはまず便秘を治す必要があるので、腸内の食べかすを吸着しキレイにしてくれる食物繊維などを積極的に摂るように心がけましょう。

大腸憩室を治すには

実は、大腸憩室自体はたとえ出来ても治療の必要はありません。痛みや違和感のある場合は別ですが、特に異常を感じないなら憩室は放っておいても大丈夫です。

ですが、大腸憩室はある以上、そこが炎症を起こす『憩室炎』の危険性は常に想定しておかなくてはけません。発症すると激しい腹痛、吐き気、嘔吐などの症状が出る上に、大腸からの出血までありえます。そうなると病院にいって処置してもらう必要があるので、注意しましょう。

そこまで症状が重くなくても、憩室炎は入院が必要なレベルの病気です。抗生剤の投与や必要に応じて輸血もひつようになるので、決して甘く見てはいけません。

また憩室炎による出血量があまりにもひどかったり、出血が止まらなかったりする場合は内視鏡手術での止血術まで必要になります。

しかも、ここまでやっても治るの憩室炎であり、一度出来てしまった憩室は元には戻りません。治ったからといって油断して同じような生活をしていては、またすぐに憩室炎で苦しむことになってしまいます。

そして、今回助かったからといって次も大丈夫だという保証はどこにもないのです。大量に出血して意識を失うかもしれませんし、最悪の場合腸閉塞の危険性も考えられます。そこまで病状が悪化すると大掛かりな外科手術が必要になるので、そうなる前にきちんと病院に行って検査を受けることをオススメします。

大腸憩室は憩室そのものよりも、そこからの合併症が恐ろしい病気です。

「便秘なんてそのうち治る」と侮っていると、気付かないうちに大腸憩室がいくつも出来ていたというパターンもあるので、便秘は普段から予防対策を施し、もし便秘になったら早い段階での解消を心がけておきましょう。

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